02/27 2009 tokyo@snow

朝から降っていた雨が雪に変わり、
何もない空中をひらりひらひらと舞い始めたのは10時頃。
かれこれ1時間は降り続いているわけですが、
地面はまだしっとりと濡れた女性の髪のような、艶やかな黒を湛えています。
その上をひっきりなしにタクシーや高級車、
お弁当を売るワゴンに廃材をのせたトラクターが滑るように流れ、
地上にようやくたどり着いた雪は、
それらにペシャッと潰され地面を冷やすただの水となり、
仲間がどんどん集まるのを待って待ち続けて、
すっかり冷やされた地面を、やがて白く染めんとしているわけです。

余り降らない地域だったとはいえ、やはり雪国育ちのひとしには、
雪の降る空というのはやはり落ち着くものです。

辺りに静けさを運んできたり、
空気をピン張り直し、綺麗に整えてくれる。
そして空を見上げれば、まるで自分が空を飛び、
星の間をすり抜けているかのような錯覚を起こす。

それが昔からたまらなく好きなわけです
。
やはり冬はこうでないと…ですね。


そういえば、雪は神様のうんことかいってたな…
霰はうさぎうんこ的うんこだとしたら雹はなんだろうか？